毎年秋に、防災訓練を地元の消防の指導・協力をもらって実施している。自治会とも連携して、計画することになっているが、主導は、防火管理者と管理組合。日曜日の午前中に行うのが通例となっている。
防災訓練の定番のメニューは、
①通報訓練、②避難訓練、③初期消火訓練、④講話。
これに、煙道体験、はしご車の同乗体験、救命講習、火災事例のビデオ放映などがセットされる。
訓練は、朝10時、あらかじめ打合せで決めておいた火元となる理事会役員宅で非常釦を押し、消防へ電話で119番通報することから訓練がスタート。
居住者は階段を使用して、階下へ避難、駐車場へ集合する。
皆が集まったところで、理事長の挨拶と指導いただく消防署員の紹介と訓練メニューの説明があり、各種訓練、体験を行う。所要時間は1時間程度。
訓練参加状況はというと、その期の理事会役員、自治会役員は、主催側なので暗黙のうちに参加となるのだが、役員以外の参加はほとんどみられず参加率は低いですね。来てもらった消防署員に申しわけないといった感じ。
消防車が駐車場に入ること、訓練を行なうことで一時的に車の出し入れができなくなることを事前に掲示板、回覧で告知するのだが、訓練中に出たり入ったりする居住者の車がある。なんとも意識が低い。
訓練に参加しないのなら、少なくともその時間は避けて出掛けるとか、気を遣ってもらいたいもの。
さて、理事会役員の時、火元の住居の役で、訓練の口火を切る非常ボタンを押し、消防へ119番通報する係になりました。前もって、訓練の段取りが書かれたマニュアルをもらい、これに従って進めれば良いのですが、その場になると緊張しますね。
また、訓練とはいえ、避難訓練後の消防署員の講評で「火元の○○号室」と言われると嫌なものです。
ところで、消火器には耐用年数があって時期がきたら交換しないといけません。一般的なABC消火器で5年~8年で本体に表示がされています。以前は、本体色は「赤」が当たり前でしたが、最近の家庭用の消火器はカラフルになってますね。
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